大分県日田市津江地区の「わさび」をよろしくお願いします。
◆ ご来訪いただく際のお願い ◆
日頃より「九州産わさび」にご興味をいただきありがとうございます。
このホームページやTV・新聞等のマスメディアへ取り上げていただき本当に嬉しい限りです。
しかしながら露出が増えたこともあり、ごくごく一部の方なのですが「ホームページを見て来てみました。」とか「TVで見たので来ました。」など 事前連絡も無く、いきなり訪問を受ける機会が増えてきたのも事実です。
私の本業は農業・林業です。日々天気とにらめっこしながら農作業や林業を行っています。
そんな中、近所の方から「佐藤農園を探して来てらっしゃるよ」「ワサビを販売して欲しいって」など携帯電話に連絡をいただくのも増えてきました。
時間的に余裕がある時や近くに居る場合は良いのですが、遠くの農場にいる時など1時間以上お待たせする時もあります。
そこでおこがましい限りではありますが、
私ども「佐藤農園」への訪問に際しましては「事前にご連絡」をくれぐれもお願いいたします。
ご来訪いただいたお客様に喜んでいただけるように可能な限りご対応させていただきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
最新情報
わさびの花
江戸時代、徳川家康に愛された「わさび」
古くは飛鳥時代より渓流沿いに自生していた「わさび」ですが、慶長年間(1596年~1615年)頃に、現在の静岡県静岡市葵区有東木(うとうぎ)地区の村人が自生していたわさびを試しに植えてみたところ繁殖し、日夜、年月、試行錯誤のうえ栽培技術が確立されました。そして、その「わさび」を駿府城の徳川家康に献上したところ、それを口にした家康は、その美味しさに「天下の珍味」と称賛し、加えてわさびの葉が徳川家の葵の御紋に似ていたこともあり(ちなみにわさびは「山葵」と書きます)、栽培法などを領外に出すことを禁じて門外不出の品に指定したのです。
日田は江戸時代、天領でした。天領とは幕府の直轄領地つまり徳川家の所領でした。その領地を管理するため幕府より代官(後に郡代)が派遣されました。日田の気候風土が駿府に酷似していたため、代官が幕府よりわさび栽培の特別許可を得て日田の南部「津江」地域に栽培を推奨したことが「日田わさび」の起源という説があります。
その後、天領時代「わさび栽培」は順調に行われていましたが、農民一揆や生産者の減少等の理由により、幕末には自生のわさびが残るだけになっていました。(*諸説あり)
その時代より時を経て1970年代、当時の村役場・農協・県の普及所が協力して島根県より栽培技術、生産技術を伝授していただき、九州一の「わさび産地」となるまでに復活しました。ピーク時は栽培者100名以上、生産量100トンを超えた時期もありました。現在生産量は減少していますが、新たな販売戦略を立て日夜努力しているところです。
わさびはアブラナ科の植物で普段食べているのは根茎の部分です。ピリっとした辛味成分は「アリルイソチオシアネート」という物質です。近年の研究でこの「アリルイソチオシアネート」が酸化ストレスを防ぐ体内酵素を活性化させ、人の老化や疾病を防ぐ一定の効果の他に抗アレルギー作用があると発表されました。
わさびは、花も葉も根茎も全部食べられます。不思議なことにその全てがピリっと辛いのです。食すことにおいての効能には、次のような項目が確認されています。
ぜひ一度ご賞味ください。
- 食欲増進作用…通食材の味を引き立て食味を良くするとともに生臭さを消し、味覚と嗅覚を刺激して食欲を増進させます。
- 血栓予防…主成分による作用で、血液中の血小板の凝集を抑制し血液凝固を防ぎます。血液をサラサラにし、動脈硬化等を予防します。
- ビタミンB1の増強…糖質の代謝に使われるビタミンB1の合成を増強します。目の疲れ、肩や腰の痛み、ストレスの軽減に効果があります。
- 消化吸収促進…わさびの辛味は唾液の分泌を促し消化液の分泌を高め、食物の消化吸収を促進します。
雪に耐える林間わさび
「日田わさび」栽培は農業ではなく、林業の一環であり林業地ならではの特用林産物です。
沢わさび
石や砂で作った棚田で、年中常に水を流す水耕栽培。根わさび生産、茎も収穫可。
林間わさび
杉の山林の下層空間を整備した圃場で栽培(流水不要)。花は青果、葉茎は加工原料。
ハウスわさび
ビニールハウスの圃場で、6ヶ月間の促成栽培。花は青果、葉茎は加工原料。